4/16日に行われたIPAのプロジェクトマネージャ試験(PM試験)を受けました。
合格発表が先日6/20水にあったんですが、残念ながら不合格でした。
試験には落ちましたが、このままにするのも良くないので、経緯をまとめたいと思います。
本記事は受験から合格発表までの経緯についてです。
そもそもなんでマネジメントやりたいのか
書いたらクソ長くなったので、後日別記事で上げます。
勢いで書いてしばらく寝かせて見直したらあまりにもとりとめのない文章なので、ボツにしました。
さすがに公開が恥ずかしい。。。
PM試験の概要
プロジェクト全体の意思決定を実行し、品質・コスト・納期に全責任をもち、前提・制約条件の中でプロジェクトを確実に成功に導き、プロジェクトメンバを成長させるマネージャを目指す方に最適です。 引用元: IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:制度の概要:プロジェクトマネージャ試験
情報処理推進機構(IPA)が毎年4月に行っている、主にSIerのマネージャ層を対象にしている国家試験です。
合格率は13%程度でかなりの難関資格といえるでしょう。
試験は
- 午前I
- ITの基本的な知識問題
- 四肢択一で、50分30問
- 6割あれば合格
- 2年以内に応用情報技術者か高度試験に合格していれば免除
- 時間通りに起床するのが最大の難関と言われる
- 午前II
- マネジメントの知識問題
- 四肢択一で、40分25問
- 6割あれば合格
- 午後I
- プロジェクトの設定が与えられ、各状況で取るべき行動や事象の原因が問われる
- 記述式で、90分大問2問
- 6割あれば(ry
- 午後II
- 実際に経験したプロジェクトについて、特定の切り口からの小論文
- 小論文で、120分3本、長さはそれぞれ原稿用紙1、2、3枚分程度
- 評点Aで合格
という4つのパートで構成され、途中で不合格が確定するとそれ以降は採点されません。
今回は、午前IIは9000人、午後Iは7000人、午後IIは3700人が採点対象でした。
PM試験を受けた理由
とりあえず雇ってもらうことを考えた場合、マネージャはエンジニアよりずっと難易度が高いです。
なぜなら、実績なしでスキルを示すのが非常に難しいからです。
数少ない実績なしでスキルを示す手段が「資格」なのですが、プロジェクトマネジメント系の資格というとどれも受験料が高い。
プロジェクトマネジメントとは違いますが、認定スクラムマスターなんかもとても高いですよね。。。
このあたりは会社にお金を出してもらって取る資格なんでしょうね。
というわけで、メジャーかつ手の出しやすい、そして午前Iを免除されるIPAのプロジェクトマネージャ試験の受験をすることにしたのでした。
2回目を受けた理由
実は、昨年のPM試験には合格しています。
ギリギリでした pic.twitter.com/ZAYUm6yWkd
— expa / Shu OGAWARA (@expajp) 2017年6月21日
ただ、昨年はなんの勉強もせずに突っ込んだ結果、
- 午前IIは合格点ちょうどの超スレスレ
- 午後Iも芳しくないスコア
- 午後IIの小論文の課題が直前の社内案件にジャストフィットしてスラスラ書けた結果A評価
というまぐれ当たりも良いとこな結果だったため、ちゃんと勉強するために再受験を行いました。
PM試験の内容
PM試験では、PMBOKを元にしたマネジメントを扱っています(出題傾向から)。
PMBOKというのはProject Management Body of Knowledgeの略で、「プロジェクトマネジメント知識体系ガイド」のことです。
PMIという機関の策定している、国際的かつ汎用的なプロジェクトマネジメントの基盤であり、十分に計画を行った上でそれを確実に執行していく体系を特徴としています。
また、各試験では、
- 午前IIはマネジメントの知識
- 午後Iはマネージャとしての勘
- 午後IIはマネージャとしての経験
を問われていると感じます(午前Iは免除)。
午後試験は要点を短くまとめる能力を問われている場面も多いです。
(この記事の長さがギャグになってしまう気がする
PM試験の結果と感想
タイトルでネタバレしてますけど、不合格でした。
うーむ、まあ小論文の出来を考えるとしゃーない pic.twitter.com/rZv9BW2oAC
— expa / Shu OGAWARA (@expajp) 2018年6月20日
合格ラインに届かなかったのは小論文だけです。
不合格だったから言えることですが、課題に合う案件の経験がなく全体の7割くらいは盛った話を書いたため、採点者がウソをついている味を感じ取ったのでしょうね。。。
まあ、7割ウソの小論文じゃ不合格もやむなしなんですが、よりショックなのは結構勉強した午前IIのスコアが芳しくなかったことです。
ひたすら教本の内容をブログに書いていく形を取ったんですが、あれは案外頭に残らないものです。
マインドマップなんぞを使えばよかったですね。
ドラゴン桜で紹介されてて高校のときにアホほど使ったのを思い出せばよかったのです。暗記モノといえばこれ。
逆に、午後Iが高得点だったのは嬉しかったです。これは手応え通りです。
この試験は、
- 80点取れば上位7%以内
- 90点取れば0.8%以内
なので、全体でも上位の成績と言えるでしょう(参考)。
「こういうときにはどうすればよいか」という解決策を思いつくだけの勘はすでに備わっているとみて良いと思います。
あとは知識と経験ですね。両方時間かかるやつや。
不合格のその後
ところで、なんで「午前IIはマインドマップ作ればよかった」なんて思ったかというと、試験終了後に学んだこと全体をマインドマップとしてまとめたからです。
とても字が汚いので読み取れないとは思うのですが、マインドマップはこのようなものです。
こちらをまとめることで、
- PMBOKの10個の知識エリアの位置づけが整理された
- 自分がマネジメントの中で何を大事にしているかわかった
- 今後、何を勉強していくかの指針が得られた
ので、受験の意味は大いにあったかと思います。
具体的にどうまとめて何を思ったかは、また別記事で書くことにします。
まとめ
- PM試験は知識、勘、経験を問う
- 経験と知識が足りないことがわかった
- 勉強の効率は悪かったが、試験終了後の振り返りは有意義だった
「そもそもマネジメントやりたい理由」と「試験の内容をまとめて思ったこと」と2つもスピンオフの予告をしちゃいましたが、試験のまとめとしてはこんな感じです。
ではでは。